画像形式
APD (v1-v4)/ADW (v1-v2)/PSD/BMP/PNG/JPEG/GIF/TIFF/WebP に対応しています。

APDAzPainter 用の独自フォーマットです。

現在は、ver 1〜4 までのフォーマットが存在します。
すべてのバージョンの APD を読み込むことができますが、保存時は常に ver 4 となります。

ver 1 : AzPainter (Windows) で保存されたもの。
ver 2 : AzPainter (Linux) ver 1.x で保存されたもの。
ver 3 : AzPainter (Linux) ver 2.x、または、AzPainterB (Linux) で保存されたもの。
ver 4 : AzPainter (Linux) ver 3.x で保存されたもの。
ADWAzDrawing 用の独自フォーマットです。
読み込みのみ可能で、書き込みはできません。
PSDPhotoShop 用のフォーマットです。
モノクロ2階調・グレイスケール・RGB のカラータイプ (1bit/8bit/16bit) のみ読み込めます。
GIF256色までの色数しか使えないため、イメージの色数が 256 色を超える場合は、保存できません。
WebP画像サイズは 16383 px までに制限されているため、このサイズを超えている場合は、保存できません。
ブラシ/テクスチャ画像について
ブラシの形状やテクスチャの画像は、デフォルトでいくつかファイルが用意されていますが、自分で画像を用意して使うことも出来ます。

ウィジェット操作
操作一覧
キャンバスSpace+左ドラッグ : キャンバススクロール
Space+Ctrl+左ドラッグ : キャンバス回転
Space+Shift+左ドラッグ : 上下ドラッグで、表示倍率変更
ツール
テキスト(テキストレイヤ時)
左クリック : 押した位置にテキストがなければ、新規作成。テキストがあれば、その描画範囲を枠で表示。
左ダブルクリック : 押した位置のテキストを編集
右クリック : メニュー
Ctrl+左ドラッグ : テキストの位置を移動
移動+Shift : 水平方向に移動
+Ctrl : 垂直方向に移動
選択範囲(図形の選択時)
ドラッグ開始時に+Ctrlで、指定範囲を削除。
(イメージ移動/コピー時)
ドラッグ開始時に+Ctrlで、ドラッグ中は選択範囲の枠を非表示。
(選択範囲の位置移動時)
+Shiftで水平移動、+Ctrlで垂直移動。
切り貼り(貼り付けの移動中)
+Shiftで水平移動、+Ctrlで垂直移動。
スタンプドラッグ開始時に+Ctrlで、現在の貼り付けイメージをクリアして、新しくイメージ範囲を選択する。
キャンバス回転+Shift : 45度単位
スポイト+Ctrl : カレントレイヤ上の色を取得
+Shift : 取得した色を、色マスクの1番目にセット
描画タイプ
フリーハンドShift+左ドラッグ :
(ブラシ時) 左右ドラッグで、ブラシサイズ変更
(ドット線/ドット線消しゴム時) ドラッグで、1px 消しゴムによる描画
Ctrl+左クリック/ドラッグ : 定規の形状設定
Alt+左クリック : スポイト (キャンバス色)
直線+Shift : 45度単位
四角形+Shift : 正方形
+Shift : 正円
+Ctrl : 矩形による指定 (左上と右下の位置)。ただし、定規:楕円の指定時は無効。
連続直線+Shift : 45度単位
右クリック/左ダブルクリック/Enter/ESC : 終了
BackSpace : 現在の位置と最初の点を結んで、終了
集中線+Shift : 45度単位
右クリック/左ダブルクリック/Enter/ESC : 終了
ベジェ曲線+Shift : 45度単位
右クリック/ESC : キャンセル
BackSpace : 制御点2の指定時、制御点1に戻る
図形
多角形右クリック/左ダブルクリック/Enter : 確定
ESC : キャンセル
ツール
ツールリスト
パネル [ツールリスト] で選択されているアイテムの動作を行います。

選択アイテムが [ツール] の場合は、各ツールの操作となります。
ツールが [ドット線] [ドット線消しゴム] [指先] の場合は、各ツールで現在選択されている描画タイプによって、描画されます。

選択アイテムが [ブラシ] の場合は、ブラシ描画となります。
ツールリストで現在選択されている描画タイプによって、描画されます。

ただし、現在の選択レイヤが [テキストレイヤ] の場合は、常にテキストツールの操作となります。
ドット線/ドット線消しゴム
ドットの線、またはドットの消しゴムの線を描画します。

細線: 細い線になるように、描画を調整します。
指先
なぞった位置の色を伸ばすように描画します。
図形塗りつぶし/図形消しゴム
塗りつぶされた図形の描画を行います。
ツールリストに登録した場合は、現在の図形タイプも記録されます。
塗りつぶし
クリックした位置を開始点として、その位置の色と同じ色の範囲を塗りつぶします。

塗りつぶす範囲[レイヤ上の同色]
レイヤ上の RGB 色で判定します。
※色で判定する場合、参照レイヤは一つしか使用できません。そのため、参照レイヤが複数ある場合は、先頭のレイヤのみ有効となります。

[透明部分(アンチエリアス自動判定)]
透明部分を塗りつぶします。
線にアンチエイリアスがかかっている部分は、アルファ値が一番濃い部分を境界として、内側の薄い部分も塗りつぶします。
ただし、範囲が狭くなっている部分では、塗り残しが出る場合もあります。

[透明部分(A=0)]
透明部分 (アルファ値が 0) の範囲のみ塗りつぶします。

[アルファ値が同じ範囲]
アルファ値が、開始位置と同じ値の範囲を塗りつぶします。

[キャンバス上の同色]
キャンバス上の RGB 色で判定します。
※現在キャンバスで見えている色がそのまま取得されます。
 チェック柄背景の場合は、チェック柄とレイヤが合成された色が、そのまま判定色となるので、注意してください。
許容誤差[レイヤ/キャンバスの同色(RGB)] または [アルファ値が同じ範囲] で判定する場合に有効です。
「開始位置の色」と「判定色」の差の絶対値が、指定値以下であれば、同じ色とみなします。

値は%で指定します。
0 なら誤差なし (完全に同じ色の場合のみ塗りつぶし)。
それ以外は、RGB の値がそれぞれ、色の最大値 x N (%) の差以内であれば、同じ色として扱います。
色を参照するレイヤ塗りつぶす範囲をレイヤの色から判定する場合、どのレイヤを対象とするかを指定します。
※対象となるレイヤがない場合は、現在のレイヤが対象となります。

アルファ値で判定する場合は、複数の参照レイヤを使用できます。
その場合、各レイヤのアルファ値を合成したものが値として使われます。

※色(RGB) で判定する場合、複数のレイヤを対象にはできないため、一番最初のレイヤのみが対象となります。

[塗りつぶし参照レイヤ]
各レイヤで、[塗りつぶし参照レイヤ] として指定されているものを使用します。

[現在のレイヤ]
常に、現在選択されているレイヤを対象にします。

[すべての表示レイヤ]
現在表示されているすべてのレイヤを対象にします。
不透明範囲消去
クリックした位置を開始点として、不透明な (透明ではない) 範囲を、塗りつぶしと同じ要領で判定して、消去します。
繋がっている線や図形などをまとめて消去するのに使えます。

参照レイヤは無効となり、常に現在のレイヤを対象にして判定します。
グラデーション
グラデーションを描画します。
左ドラッグで、始点と終点を指定すると、描画されます。

タイプ始点と終点の色を指定します。
[カスタム] の場合は、下のカスタムグラデーションのリストで選択されているものが使用されます。
反転グラデーションのパターンを左右反転します
繰り返す範囲外の部分では、色が繰り返されるようにして、描画します
テキスト
テキストを描画します。

現在のレイヤが [テキストレイヤ] でない場合は、直接イメージを描画します。

現在のレイヤが [テキストレイヤ] の場合は、テキストを描画すると、その情報が保存されるので、後から編集することができます。
一つのテキストレイヤに、複数のテキストを描画できます。
(テキストレイヤでは、テキスト以外は描画できません)

※現在のレイヤが [テキストレイヤ] で、ツールの選択が [ツールリスト] になっている場合は、常にテキストツールの動作となります。

通常レイヤ左クリックすると、テキストダイアログが出るので、各情報をセットして「OK」ボタンを押すと、その位置にテキストが描画されます。
後からテキストを編集することはできません。
テキストレイヤ左クリック:
(クリック位置にテキストがない) その位置に新しいテキストを追加。
(クリック位置にテキストがある) ボタンが押されている間、テキストの範囲を、枠で表示する。
左ダブルクリック: その位置のテキストを編集。
右クリック: メニュー。
Ctrl+左ドラッグ: 押した位置にあるテキストの位置を移動。
Alt+左クリック: 押した位置にあるテキストを編集。その位置にテキストがなければ、何もしない。

テキストの設定項目の詳細については、「テキスト」の項目をご覧ください。
移動
レイヤのイメージ位置を移動します。
※レイヤがロック状態の場合、対象外となります。

テキストレイヤの場合は、テキストすべての位置を移動します。

現在のレイヤ現在選択されているレイヤのみを移動します。
フォルダレイヤの場合は、フォルダ下のすべてのレイヤが対象となります。
つかんだレイヤ左ボタンを押した時、すべての表示レイヤ上で、その位置に不透明な色 (A != 0) があるかどうかを判定し、色が存在する場合は、その一番前面にあるレイヤを移動対象とします。
チェックレイヤ各レイヤでチェックが ON になっているものを対象とします。
すべてのレイヤ非表示レイヤも含む、すべてのレイヤを対象にします
自動選択
塗りつぶしと同じ要領で、クリックした位置を開始点として、同じ色の範囲を、選択範囲として追加選択します。
選択範囲
選択範囲の選択などを行います。

選択範囲を選択すると、選択されていない部分には描画できなくなります。
範囲をクリアしたい場合は、メニューの「選択範囲 > 解除」を実行してください。

四角形
多角形
フリーハンド
指定した図形で、選択範囲の追加または削除を行います。
通常は、範囲の追加となります。
ドラッグ開始時に+Ctrlで、現在の範囲から、指定図形の範囲を削除します。
イメージ移動
イメージコピー
現在のレイヤにおいて、選択範囲内のイメージを、移動またはコピーします。
選択範囲がない場合は、何もしません。

範囲内を左ドラッグすると、移動またはコピーを開始します。
ボタンを離すと、その位置にイメージが貼り付けられます。

ドラッグ開始時に+Ctrlで、ドラッグ中は、選択範囲の枠を非表示にすることが出来ます。
選択範囲の移動現在選択されている範囲を、形はそのままで位置だけ移動します。
左ドラッグで移動できます。
移動中、+Shiftで水平移動、+Ctrlで垂直移動できます。
切り貼り
四角形の範囲で、イメージをコピーして貼り付けたりできます。

選択範囲ツールでも、イメージの移動/コピーはできますが、貼り付け位置の微調整や、上書きでの貼り付けは行えないため、主に画像編集としての切り貼りを行いたい時に使います。

操作
左ドラッグすると、四角形の範囲を選択できます。
範囲選択後、ツール上の各ボタンを押してください。

範囲が選択されている時に、範囲外を左クリック (結果として 1 x 1 px の範囲を選択) した場合、範囲がクリアされます。

選択された範囲内を左ドラッグすると、その範囲をコピーして、貼り付けを開始します。

ボタン
コピー現在選択されている範囲のイメージをコピーします。
※コピーしたイメージは、切り貼りツールが選択されている間のみ維持されます。
 ツールを切り替えると、イメージは破棄されるので、注意してください。
切り取り現在選択されている範囲のイメージを、コピーした後、消去します
貼り付け切り貼りツール内で現在コピーされているイメージを、貼り付けます。

ボタンを押した後、コピーされているイメージが貼り付けられて、移動可能な状態になるので、範囲内を左ドラッグして、貼り付けたい位置へ移動させてください。
貼り付け移動中は、+Shiftで水平移動、+Ctrlで垂直移動ができます。
範囲外を左クリックすると、位置が確定し、実際にその位置に貼り付けられます。

貼り付け中は枠の色が変わるので、現在の状態は枠で判別してください。
画像から貼り付け画像ファイルからイメージを読み込み、それを貼り付けます。

オプション
上書き貼り付け貼り付け時、イメージを上書きします。
※貼り付け移動中については、イメージは常に合成された状態で表示されます。
貼り付け時、マスク類を適用貼り付け時、選択範囲や色マスク、レイヤのアルファマスクなどの処理を有効にします
矩形編集
四角形の範囲を選択し、その範囲内のイメージを編集します。
左ドラッグで範囲を選択した後、ツールのボタン、またはオプションの項目から、実行したい処理を選択してください。

範囲が選択されている状態で、枠にカーソルを乗せると、カーソル形状が変化するので、その状態で左ドラッグすると、範囲のサイズを変更できます。

ツールのタイプ
左右反転
上下反転
イメージを左右反転、または上下反転します。
左に90度回転
右に90度回転
イメージを左右に90度回転します。
変形「拡大縮小・回転・平行移動」または「遠近」での変形を行います。
ボタンを押すとダイアログが出るので、そこで編集してください。

※選択範囲がある場合、範囲外の部分は透明として扱われます。
トリミング範囲外を切り取って、イメージサイズを変更します。
オプション
拡大(補間なし)指定倍率で、拡大します。
補間なし (ニアレストネイバー) で、単純な拡大となります。
タイル状に並べる(全体)
タイル状に並べる(横一列)
タイル状に並べる(縦一列)
範囲内のイメージを、レイヤ全体にタイル状に並べます
スタンプ
レイヤ上で選択したイメージを、左クリックで、連続して複数回貼り付けることができます。

スタンプ用のイメージが選択されていない場合は、指定された図形で範囲を選択すると、現在のレイヤ上の範囲内のイメージが、スタンプ用のイメージとしてコピーされます。

スタンプ用のイメージがある場合は、左クリックで、その位置にイメージが貼り付けられます。
(クリックした位置=スタンプイメージの中心位置となります)

新しいイメージを選択したい場合は、ツールオプションの「クリア」ボタンで、イメージを空にできます。

イメージがある時に、+Ctrlを押しながら左ドラッグすると、イメージをクリアして、範囲の選択を開始します。

ツールオプション
プレビュー現在のスタンプ用イメージが表示されます。
ここに画像ファイルを D&D すると、そのファイルを読み込めます。
読み込み画像ファイルから、イメージを読み込みます。
クリア現在のイメージをクリアして、空の状態にします。
変形貼り付け時に、画像を選択した形に変形できます。
キャンバス移動/キャンバス回転
左ドラッグで、キャンバスのスクロール位置の移動や、キャンバスの回転を行います。
スポイト
左クリックで、キャンバスやレイヤから色を取得したり、取得した色で処理を行います。

キャンバス上の色キャンバスから色を取得します。
現在見えている色がそのまま取得されるので、チェック柄背景の場合も、その色がそのまま取得されます。
現在のレイヤ上の色現在のレイヤ上における色を取得します。
アルファ値は関係なく、直接 RGB 値が取得されます。
中間色作成(2点をクリック)キャンバス上で、間をおかずに(数秒以内に)2回クリックすると、キャンバス上からその2点の色を取得し、2色の間の中間色を作成して、描画色にセットします。
レイヤ上でスポイトした色を描画色に置換現在のレイヤのイメージ全体において、クリックした位置の色を、現在の描画色に置き換えます。
この時、アルファ値は変化しません。
透明な部分がクリックされた場合は、透明色を描画色 (アルファ値最大) に置き換えます。
レイヤ上でスポイトした色を透明に置換現在のレイヤのイメージ全体において、クリックした位置の色を、透明に置き換えます。
ツール補足
描画タイプ
ブラシでの描画や、ドット線ツールなどでは、描画タイプを選択することが出来ます。

フリーハンド左ボタンが押されている間、フリーハンドで線を描画します。
オプションパネルで「定規」が有効になっている場合は、その形に沿うように描画されます。
直線左ドラッグで始点と終点を指定し、直線を描画します。
押した位置が始点、離した位置が終点です。
四角形左ドラッグで四角形を指定し、四角形の枠を描画します。
左ドラッグで、円の中心と半径、または、Ctrl を押しながら指定した場合は、円が内接する四角形を指定し、円の枠を描画します。
連続直線左クリックで複数回点を指定して、各点の間を直線で描画します。
右ボタン/左ダブルクリック/Enter/ESC で、終了します。
BackSpace キーを押した場合、現在の始点(最後に押された位置)と、一番最初に押した位置との間を直線で描画して、終了します。
集中線最初に左クリックした点を中心として固定し、2回目以降のクリック時は、中心位置から指定位置への直線を描画します。
右ボタン/左ダブルクリック/Enter/ESCで、終了します。
ベジェ曲線4点を指定することで、3次ベジェ曲線を描画します。

(1) 直線を引く時と同じように、左ドラッグで、曲線の始点と終点を指定します。
(2) 一つ目の制御点 (始点側) を、左クリックで指定します。
(3) 二つ目の制御点 (終点側) を、左クリックで指定します。
 この時、BackSpaceキーを押すと、一つ目の制御点の指定に戻ります。
(4) 曲線が描画されます。

右ボタン/ESCで、キャンセルとなります。
ツールの塗りタイプについて
重ね塗り描画先と色を合成して、重ねます
A値比較上書き描画する色の濃度と描画先のアルファ値を比較して、描画する色の濃度の方が大きい場合のみ、色を上書きします。
上書き描画先の色に関係なく、描画する色をそのまま上書きします
パネルについて
ツールやオプション、レイヤなどの各コントロールを、「パネル」と呼びます。
パネルは、メインウィンドウ内のペインに配置させるか、独立したウィンドウにして表示することができます。

ペイン内での配置順は、メニューから「パネル配置設定」で設定してください。
ウィンドウ状態に切り離したり、再度ペインに格納しても、ペイン内での配置順は、常に設定された順番で固定されます。
[パネル] ツールリスト
ツールやブラシのアイテムの一覧です。
ツールで [ツールリスト] が選択されている場合、キャンバス上での操作は、このリストで選択されているアイテムの動作となります。
アイテムリスト
アイテムは常にグループに格納されます。

ヘッダの左クリック開く/閉じるの切り替え
ヘッダの右クリック
リストの末尾の空白部分を右クリック
グループのメニューを表示
アイテムの左クリックアイテムを選択する。
選択時、現在のツールが [ツールリスト] 以外の場合は、自動でツールリストに変更されます。
アイテムの右クリック
グループ内の空白部分を右クリック
アイテムのメニューを表示
アイテムの左ダブルクリックアイテムの設定
アイテムをD&D位置の移動。
ただし、現在選択されているアイテムをドラッグした場合のみ有効です。
未選択状態のアイテムをドラッグしても移動できません。

アイテムメニュー
現在のツールを挿入現在選択されているツールと、ツールのオプション値を、アイテムとして新規挿入します。
ツールによっては、ツールのサブタイプも記録されます。
ツールオプションの値を上書きツールアイテム時、アイテムのツールオプション値 (オプションパネルで設定されている値) を、現在の値で上書きします。
設定値を表示ツールアイテム時、アイテムに設定されている値を表示します
登録アイテムは、tool1〜tool8 に登録することができます。
登録したアイテムは、キャンバスキー設定や、ボタン操作設定で指定することが出来ます。

「すべて解除」で、すべての登録アイテムを解除します。
リストの下
保存ボタン下にある、ブラシのサイズ・濃度の値を、アイテムに保存します。
ウィンドウボタンブラシ設定パネルを表示/非表示にします
アイテム名現在選択されているアイテムの名前が表示されます
編集ボタンアイテムのリストを編集します
サイズ・濃度現在のブラシのサイズと濃度を設定します。
「常に保存」が OFF の場合は、手動で保存ボタンを押さないと、一時的な値の変更となります。
ブラシサイズリスト
ブラシのサイズを登録して、呼び出すことができます。

左クリックサイズを呼び出す
右クリックメニュー
Shift+左クリッククリックした位置のサイズを削除

サイズは、値の小さい順に並びます。
右クリックメニューの「追加」から、サイズを追加してください。

※ブラシサイズは px/mm の単位がありますが、ブラシリストでは、常に px 単位のサイズとしてプレビューされます。
[パネル] ブラシ設定
選択されているブラシアイテムの設定項目が表示されます。

保存ボタン現在の設定値を、アイテムに保存します。
「常に保存」が OFF の場合、変更した値は一時的なものとなり、アイテムを切り替えると元の値に戻ります。
設定値を記録したい場合は、手動で保存ボタンを押してください。
常に保存ON にすると、各項目の値が変更された時は、常にアイテムに値を保存します。
OFF の場合、変更された値は一時的なものとなり、「保存」ボタンで保存しない限り、記録されません。
メイン
タイプブラシのタイプを選択します。
サイズ(直径)ブラシの直径サイズを指定します。
単位は、px/mm から選択できます。
「設定」ボタンで、サイズの最小値と最大値を設定できます。
濃度描画濃度を指定します。
手ブレ補正線の手ぶれ補正の設定を行います。
タイプと強さを指定してください。
強さは、0で補正なしとなります。

「平均」は、過去の点を適用して、平均にならすような方法です。
「一定距離」は、一定距離間に入力された座標を捨てて、少ない点でその間を補間することで、滑らかにする方法です。
一定距離の場合は、基本的に、曲線補間を ON にして使います。
塗りタイプ各ピクセルの色をどのように処理するかを指定します。

  • ピクセル重ね塗り
    各ピクセルごとに重ね塗りします。
  • ストローク重ね塗り
    重ね塗りしますが、描画を開始してから終了するまでの間(1ストロークの間)は、濃度を一定にします。
    主に線画を描く時などに使います。
  • A値比較上書き
    描画する色の濃度と、描画先のアルファ値を比較して、描画する色の濃度の方が大きい場合のみ、色を上書きします。
    線画やテクスチャでの描画時など、濃度を常に一定にしたい場合に使います。
  • 形状上書き
    ブラシ形状において、透明な部分以外の色を上書きします。
    テクスチャを上書き描画したい時などに使います。
  • 矩形上書き
    ブラシ形状を矩形として、透明な部分も含めて、その矩形全体で色を上書きします。
    形状の矩形全体をイメージとして扱って、上書きしたい時に使います。
  • 覆い焼き
    描画先の色を明るくします。色は白で固定されます。
  • 焼き込み
    描画先の色を暗くします。白は白で固定されます。
  • 加算
    描画先の RGB 値に、描画色の RGB 値を加算します。
色々
点の間隔ブラシの線は、いくつもの連続した点を並べることで、結果として線として見えるような形になっています。
その点と点の間の距離を、ブラシサイズに対する倍率で指定します。
1.0 で、ブラシサイズの半径と同じ距離になります。

線画用であれば 0.15 前後、塗り用であれば 0.20 程度を目安にして調整してください。

値が小さいと、その分描画する点が増えるので、点の密度が高くなり、処理が重くなります。
値が大きいと、逆に描画する点が減り、処理が軽くなります。
ブラシサイズのランダム幅一つ一つの点のサイズを、ランダムで変更する場合の、ランダム幅を指定します。
値は、その位置でのブラシサイズの最大値に対する%で指定します。
0で常にランダムなし。
100.0 で、サイズは 0 〜 その位置における最大サイズまでの間で変化します。
20.0 の場合、サイズは、最大の 80% 〜 最大サイズまでで変化します。
点の位置のランダム幅一つ一つの点の位置を、ランダムで移動する場合の、最大距離を指定します。
値は、その位置でのブラシサイズに対する倍率で指定します。
0.00 で、無効。
値が大きいほど、ランダムの範囲が大きくなり、本来の位置からの距離が遠くなります。
テクスチャ描画時に適用されるテクスチャを指定します。

オプションのテクスチャを使う:
オプションパネルの「テクスチャ」で指定されているテクスチャを使います。
強制的に無効:
強制的にテクスチャを無効にします。
オプションパネルでテクスチャが選択されている場合でも、テクスチャを適用しません。
アンチエイリアスON にすると、濃度が滑らかな線になります。
OFF にすると、濃度が2値の状態 (0か、濃度最大) となります。
曲線補間フリーハンドの描画時、入力座標の間を、曲線で補間するかどうか。
OFF の場合、線形補間となります。
OFF の場合は、マウスで描画した時や、素早く描画した時 (入力座標が少ない場合) に、線がカクカクする場合があります。
筆圧
筆圧0のサイズ筆圧が0の時の、ブラシサイズを、サイズに対する%で指定します。
100.0 で、サイズは常に一定となります。
筆圧0の濃度筆圧が0の時の、ブラシ濃度を、濃度に対する%で指定します。
100.0 で、濃度は常に一定となります。
共通の筆圧カーブを使うON の場合、共通用として設定された筆圧カーブを使います。
OFF の場合、アイテム個別の筆圧カーブを使います。
筆圧カーブ編集筆圧のカーブを編集します。
「共通の筆圧カーブを使う」が OFF の場合は、アイテム個別の筆圧カーブを設定します。
ON の場合は、全体で共通の筆圧カーブを設定します。

グラフは、X 方向が入力、Y 方向が出力となります。
点のない部分で左クリックまたはドラッグすると、点を追加します。
点のある部分で左ドラッグすると、点を移動します。
(端の2つの点も、Y 方向の位置のみ移動できます)
右クリック/Ctrl+左クリックで、その位置の点を削除します。

グラフが左上方向に行くほど筆圧が柔らかくなり、右下方向に行くほど筆圧が硬くなります。
水彩
プリセットよく使う値を保存して、呼び出すことができます
描画色の量描画色を混ぜる割合を指定します
延ばす量前回の混色した結果の色をどれだけ適用するか
背景を白色として扱う混色時、背景の色を取得する時に、透明部分を白色として扱うかどうか
ブラシ形状
形状画像ブラシ形状の画像を選択します。
ブラシ形状は、グレイスケールまたはカラーで取り扱うことができます。
硬さ形状が「通常円形」の場合、円の硬さを指定します。
値が大きいほど硬くなります。
砂化の強さランダムで、形状内の各ピクセルの濃度を変化させます。
値が大きいほど、密度が低い状態になります。
回転のベース角度形状を回転する時の基本角度を指定します。
ランダム回転の幅一つ一つの点ごとに、回転角度をランダムで変化させる時の、角度のランダム幅を指定します。
-N 〜 +N の範囲内で角度が変化します。
進行方向に回転描画する線の進行方向に向けて、形状を回転させます。
[パネル] オプション
ツール
現在選択されているツールに関するオプションが表示されます。
定規
定規機能を有効にすると、ブラシなどのフリーハンド描画時に、指定した形に沿うように線を描画することができます。

使い方
まずは、描画タイプからフリーハンドを選択して、オプションパネル:定規から、タイプを選択します。
デフォルトでは、現在の定規形状のガイドが表示されます。

定規の形状を変更する場合は、オプションパネル:定規の「設定」ボタンを ON にして、キャンバス上で、各形状に合わせた操作を行うか、(設定ボタンの ON/OFF に関わらず) Ctrlを押しながらキャンバス上で操作してください。
(+Ctrl による定規形状設定は、定規タイプが OFF 以外で、かつフリーハンド時のみ有効です)

形状を設定できたら、「設定」ボタンを OFF にしてください。後は普通に描画するだけです。
設定された形状に沿うような形で、描画位置が補正されます。

「読込」「保存」のボタンでは、現在の形状のパラメータを記録したり、記録した形状を呼び出すことができます。

定規タイプ
OFF定規機能を無効にします。
平行線描画開始位置を基準に、常に、指定した角度の直線を描画します。
形状設定時:左ドラッグで直線を引いて、角度を指定します。
平行線 (グリッド)描画開始位置を基準に、指定した角度の直線、または、指定角度に対して直角な直線を描画します。
描画開始から数 px 移動した時点での角度により、どちらを描画するかが決定されます。
(指定角度に近い場合はその角度。90度に近い場合は、直角な角度になります)
形状設定時:左ドラッグで直線を引いて、角度を指定します。
集中線描画開始位置を基準に、指定した中心位置に向かうような角度の直線を描画します。
形状設定時:左クリックで、中心位置を指定します。
同心円 (正円)円の中心を指定し、正円を描画します。
描画開始時に円の半径が決定され、同じ半径の正円になるように補正されます。
形状設定時:左クリックで、円の中心位置を指定します。
同心円 (楕円)円の中心と扁平率を指定して、楕円を描画します。
描画開始時に円の半径が決定されます。
形状設定時:左ドラッグで、円の中心と楕円の形を指定します。
テクスチャ
ツールなどでの描画時に適用される、テクスチャ画像を選択します。
指定した画像が、原寸のままタイル状に並べられるような描画結果となります。
入り抜き
ブラシ描画で、描画タイプが [直線] [連続直線] [集中線] [ベジェ曲線] 時の、筆圧の状態を設定します。

直線 は [直線] [連続直線] [集中線] 時。
曲線 は [ベジェ曲線] 時の設定です。

入り は、線の始点から、指定した位置までを、「筆圧0〜最大」の間で変化させます。
抜き は、線の終点から、指定した位置までを、「筆圧0〜最大」の間で変化させます。

入り抜きに指定する値は「0.0〜100.0」で、描画する線全体の長さに対する%で指定します。
「0.0」で入り抜きなし、「100.0」で描画する線全体の長さと同じになります。

<例>
入り 0 : 抜き 0」 で、入り抜きなし (筆圧は常に最大)。
入り 100 : 抜き 0」 で、始点が筆圧0、終点が筆圧最大となります。
入り 0 : 抜き 100」 で、始点が筆圧最大、終点が筆圧0となります。
入り 20 : 抜き 30」 で、始点が筆圧0... 始点から 20% の位置が筆圧最大 ... 終点から 30% の位置が筆圧最大 ... 終点が筆圧0 となります。

「読込」「保存」のボタンでは、現在の値を記録したり、呼び出したりすることができます。
[パネル] レイヤ
レイヤの一覧が表示されます。
一覧上で上にあるレイヤほど、キャンバス上で前面に表示されます。

レイヤのプレビューイメージは、描画後すぐには更新されません。
レイヤの選択を変更した時などに更新されます。
手動で更新したい場合は、現在のレイヤ上を左クリックしてください。
一覧上の操作
左クリックレイヤの選択、または、各ボタンなどの操作。
選択されているレイヤをさらに左クリックすると、レイヤのプレビューイメージが更新されます。
左ダブルクリックレイヤの設定ダイアログを開きます。
レイヤタイプのアイコンの上でダブルクリックすると、レイヤの色を選択できます。
左ドラッグレイヤの位置を移動します。
レイヤフォルダの上に移動させると、レイヤはそのフォルダの中に入ります。
右クリックメニューを表示します。
Ctrl+左クリック指定したレイヤのみを表示状態にし、他のすべてのレイヤを非表示にします。
一覧上に画像ファイルを D&D複数の画像ファイルをレイヤとして読み込むことができます。
フォルダレイヤについて
フォルダレイヤを使うと、複数のレイヤをグループとしてまとめることができます。

フォルダレイヤが選択された状態で新規レイヤを作成した場合、作成したレイヤは、フォルダの子になります。
既存のレイヤをフォルダに格納したい場合は、レイヤを左ドラッグして、フォルダの上に移動させてください。

  • [移動] ツールでは、フォルダレイヤが選択されている場合、そのフォルダ下のすべてのレイヤが移動対象となります。
  • フォルダで指定された表示濃度は、フォルダ下のすべてのレイヤに適用されます。
  • フォルダの「描画ロック」が ON の場合、フォルダ下のすべてのレイヤで、描画ロックが ON になります。
  • フォルダに対しては、何も描画することが出来ません。
レイヤタイプについて
レイヤイメージのタイプは、以下の中から選択できます。

フルカラー色とアルファ値が含まれます。
R,G,B,A の4つの値があります。
グレイスケール色が一つと、アルファ値が含まれます。
R,G,B がぞれぞれ同じ値の、グレイスケール色となります。
アルファ値のみアルファ値のみが含まれます。
色はレイヤで指定し、その色+アルファ値で表現されます。
アルファ値のみ(1bit)アルファ値のみ、1px = 1bit のデータとなります。
透明 (0) か完全不透明 (最大値) の2通りしか表現できません。
色はレイヤで指定します。
テキストレイヤテキストを描画するだけのレイヤです。
描画したテキストの情報は保存され、後から編集することができます。
テキストレイヤは、テキストの情報が保存される以外は、「アルファ値のみ」のレイヤと同じなので、イメージのタイプも指定します。

単色の漫画のセリフ等で使うことを想定しているため、色の情報があるレイヤタイプでは使えません。
トーンレイヤ[グレイスケール] または [アルファ値のみ(1bit)] のタイプ時、レイヤの色を元に網トーン化することができます。
トーンレイヤは、レイヤのタイプとして別途存在しているわけではないので、トーン化の ON/OFF はレイヤ設定で変更できます。

トーンレイヤの場合は、レイヤ色を設定して、トーンの色を変更することができます。
テクスチャ
レイヤに対して、テクスチャ画像を指定できます。
キャンバスイメージへの合成時に、イメージのアルファ値に適用されます。

[TEX] のウィジェット
テクスチャ画像が設定されている場合、色が変わります。

テクスチャ画像が設定されていない場合、左クリックで、画像を選択します。
テクスチャ画像が設定されている場合、左クリックで、メニューが表示されます。
右クリック/Ctrl+左クリックで、常に画像選択となります。
アルファマスク
レイヤにアルファマスクを指定すると、アルファ値を元にしたマスクを適用できます。

OFFアルファマスクを無効にします
アルファ値維持現在のアルファ値を、常に維持します。
描画時は、色だけが変化し、アルファ値は元の値のまま変化しません。
透明色保護現在のイメージで、透明な部分は変更されないようにします。
不透明色保護現在のイメージで、不透明な部分 (透明ではないすべての色) は変更されないようにします。
透明部分のみに描画したい時に使います。
塗りつぶし参照
[塗りつぶし] [自動選択] ツール時、このチェックが ON になっているレイヤを、塗りつぶし範囲の判定用として使うことが出来ます。
複数レイヤで指定できます。
描画ロック
描画ロックが ON の場合、描画や編集など、イメージ内容が変化するような処理を行うことができなくなります。
(メニューからの編集などは一部対象外)
誤って描画することを防ぎたい場合に使ってください。
チェック
レイヤの編集時や、フィルタなどで、任意のレイヤを指定する時に使います。
すべてのトーンレイヤをグレイスケール表示
トーンレイヤを、トーンではなく、グレイスケールで表示します。
塗り残しの確認や、グレイスケールで画像を保存したい時に使ってください。

トーンが固定濃度ではない場合は、元々のレイヤの色がそのまま表示されます。
トーンが固定濃度の場合は、その濃度をグレイスケールに変換した色で表示されます。
(10% なら、色の最大値 x 90%)

※トーン濃度の濃いレイヤほど前面に配置されていないと、正しく表示できません。
マスクレイヤ
指定したレイヤのアルファ値を、描画時のマスクとして使用することができます。
他のグラフィックソフトでは、レイヤマスクといえば、表示時に適用されるマスクですが、ここでは、描画時に適用されるマスクとなります。

処理
マスクレイヤが指定されている状態で描画した場合、同じ位置のマスクレイヤのアルファ値がマスク値として適用され、そのアルファ値が最大値となるように制限されます。

描画する色のアルファ値が、マスクレイヤの値より小さい場合は、そのまま描画されますが、アルファ値がそれを超えた場合は、色はそのままで、アルファ値をマスクレイヤの値と同じにします。

マスクレイヤの指定
レイヤ一覧上の●アイコンを左クリックすると、そのレイヤをマスクレイヤとして指定できます。
マスクレイヤに指定できるのは、一つだけです。
任意のレイヤをマスクとして使いたい場合に指定してください。

下レイヤでマスク
●アイコンを左ダブルクリックまたはShift+左クリックすると、一つ下のレイヤをマスクとして使います。
下レイヤでのマスクは、複数レイヤで指定可能ですが、実際の処理時にマスクとして使えるのは、一つのレイヤのみです。

一つ下のレイヤで、さらに「下レイヤでマスク」が ON になっている場合は、さらにその下のレイヤを参照し、最終的に一番最後に「下レイヤでマスク」が OFF になっているレイヤをマスクとして使います。

<例>
layer2 : ON
layer1 : ON
layer0 : OFF

この場合、layer1 と layer2 では、layer0 がマスクレイヤとなります。
トーンレイヤの項目
線数幅1インチ内の点の数
濃度固定チェックが OFF の場合、レイヤの色からトーン濃度を取得します。
(白いほど濃度は低く、黒いほど濃度は高くなります)
チェックが ON の場合、レイヤの色に関係なく、常に指定したトーン濃度にします。

[アルファ値のみ(1bit)] の場合、レイヤの色は常に固定であるため、濃度固定を ON にして使うことが前提となります。
背景を白にするレイヤの不透明な部分において、トーンの背景を白色にします。
レイヤで透明な部分は、常に透明となります。
下のレイヤと重なる部分を、白で上書きしたい場合に使います。
テンプレート
よく使うレイヤ設定を、テンプレートに登録して、その内容で新規作成したり、各項目をセットすることができます。
テンプレートは、レイヤの新規作成時、またはレイヤ設定時に、追加・編集できます。
[パネル] カラー
描画する色の選択や、色マスクの設定を行います。
描画色/背景色
前面に表示されているのが「描画色」で、描画時に使われる色です。
背面に表示されているのが「背景色」で、グラデーションやフィルタなどで使われます。

左クリックで、描画色と背景色を入れ替えることができます。
色マスク
描画時、レイヤ上の色を元にマスクを行います。
レイヤ上で、指定した色の上には描画できないようにしたり、指定した色の上にしか描画できないようにしたりすることができます。

※16bit カラーの場合、色は常に 8bit カラーの値に変換して比較されます。

マスクタイプ
MASK (マスク)指定されたマスク色の上には描画できないようにします
REV (逆マスク)指定されたマスク色の上にしか描画できないようにします

押された状態のボタンをさらにクリックすると、OFF になります。

マスク色
マスク色は、最大で6色まで登録できます。
また、各色は個別に ON/OFF することができます。

左クリック描画色をセットします。同時に、ON になります。
ON/OFF のチェック部分を押すと、ON/OFF が切り替わります。
Ctrl+左クリック色の ON/OFF を切り替えます
Shift+左クリックその位置の色を描画色として取得します
右クリックメニューを表示します
[パネル] カラーパレット
複数の色の中から描画色を選択することができます。
メニュー
三本線のボタンを押すと、メニューが表示されます。
項目は、現在の選択タイプによって異なります。

  • コンパクトモード
    上部のボタンを縦に並べて、パレット部分を広げます。
    タイプの選択ボタンは非表示になるので、変更はメニューボタンから行ってください。
パレット
よく使う色を登録しておいて、左クリックで色を選択することができます。

左矢印ボタン/右矢印ボタンを押すと、パレットのリストを前後に移動できます。

左クリック色を選択して、描画色にする
Shift+左クリック現在の描画色をセットする
Ctrl+左ドラッグドラッグした間の色をグラデーション化する
右クリックメニューを表示
パレットファイルをD&Dパレットファイルを読み込み

パレットファイル
以下のパレットファイルに対応しています。

「AzPainter 用パレットファイル (*.apl)」(Windows/Linux 版共通)
「Adobe パレットファイル (*.aco)」

パレット設定
色数パレットの色数を変更します
色一つの幅
色一つの高さ
パレットの一つの色の表示サイズを、px 単位で指定します
横の最大表示数パレットの色を横に並べる時の、横の最大数を指定します。
横に並べる数を固定したい時に使います。
0で、幅に合わせて、表示できる最大数まで並べます。
※指定数よりも少ない数しか表示できない場合は、幅に合わせた数で表示されます。
中間色
2色間のグラデーションの中から、色を選択できます。
左側と右側の部分では、左クリックで、現在の描画色をセットできます。
グラデーション部分で左クリックまたはドラッグすると、その色を選択できます。
[パネル] キャンバスビュー
キャンバスのイメージ全体や、その一部を確認できます。

イメージ部分の左上にある小さな黒い部分をクリックすると、ツールバーの表示/非表示を切り替えることができます。
ツールバーを消して、少しでも大きく表示したい時に使ってください。
ツールバーを常に表示する設定にした場合、黒いバーは表示されません。
[パネル] イメージビューア
画像ファイルを資料などとして読み込んで、表示することができます。
イメージ表示部分にファイルを D&D すると、画像を読み込むことができます。
テキスト
テキスト描画時に表示されるダイアログや、テキスト描画に関する説明です。
テキストダイアログ
操作
キャンバス上を左クリック描画位置を変更
テキスト入力内で、Ctrl+矢印キー描画位置を上下左右に 1px 移動
テキスト入力内で右クリックメニュー

上部のボタン
「コピー」ボタンは、テキスト入力内のすべてのテキストをコピーします。
「貼り付け」ボタンは、テキスト入力内をクリアして、クリップボードのテキストを貼り付けます。

フラグボタン
モノクロ2値アンチエイリアスを付けずに、テキストを描画します
縦書き縦書きで描画します
特殊表記有効テキスト内で、独自の特殊な記述を行った場合、その効果を有効にします
太字化アウトラインまたはビットマップを、太字化して描画します。
フォントに太字のスタイルを指定するものではありません。
斜体化アウトラインを斜体化して描画します。
フォントに斜体のスタイルを指定するものではありません。
ビットマップのグリフでは無効です。
埋め込みビットマップ有効フォント内にアウトラインとビットマップの両方が含まれる場合、ビットマップを優先します。
指定フォントサイズでのビットマップがない場合は、アウトラインが使われます。

フォント選択
一覧インストールされているフォントの一覧から選択します
登録フォント登録したフォントから選択します
ファイル指定フォントファイルを直接選択します

項目
字間文字と文字の間の間隔です
行間行と行の間の間隔です。
0 で通常の行高さとなり、それに追加する値となります。
DPIフォントサイズが pt の場合の解像度です。
OFF の場合は、イメージの DPI が使われます。
ON の場合は、指定値が使われます。
ヒンティングフォントのサイズが小さい場合でも見栄えが良くなるように、アウトラインを調整する機能です。
フォントサイズが小さい時に、文字が潰れるなどする場合は、指定してください。
ある程度大きいサイズであれば、必要ありません。
オートヒンティング無効FreeType による自動ヒンティング処理を無効にします。
ヒンティングが none 以外の場合のみ有効です。
フォントによっては、自動ヒンティングを行った方が綺麗になる場合もありますが、実際に確認の上、使用してください。
ルビ特殊表記によってルビを描画する場合の、ルビの情報です。

ルビ用グリフを使わない:
フォントの GSUB テーブル内に、ruby のルビグリフ置換情報がある場合、それを使ってグリフを置き換えますが、ルビ用のグリフを使いたくない場合は、ON にしてください。
回転テキストの回転角度を指定します
登録フォント
頻繁に使うフォントを登録して使ったり、一部の文字を別のフォントに置き換えて使ったりすることができます。

設定項目
登録名登録フォントの名前。
※リストに表示する用の名前です。
名前を変更しても、同じフォントして識別されます。
ベースフォントベースとなるフォントを指定します
置換フォント1,2一部の文字を別のフォントで置き換えたい場合、フォントを指定します。
クリアすると、フォントなしとなります。
そのフォントで置き換えたい文字は、「文字編集」で指定します。
文字編集テキスト内で指定文字があった場合、そのフォントのグリフに置き換えます。
文字種、または文字コードで指定できます(両方の指定が有効)。

コード指定の場合、Unicode か CID を選択できます。
Unicode の場合は16進数の数値 (大文字小文字区別なし)、CID の場合は10進数の数値で指定してください。
半角カンマ ',' で区切って、複数の値を指定できます。
"00-FF" のように、数値の間に半角のマイナスを入れると、範囲で指定できます。

(例:Unicode) 21,41-5a => '!', 'A'-'Z'

文字の Unicode を確認したい場合は、「文字から Unicode 表示」の部分でテキストを入力すると、各文字の Unicode を表示できます。

※ CID 指定の場合は、ベースフォントと置換フォントが共に CID フォントの場合のみ有効です。
 また、すべて CID フォントだったとしても、ROS (Adobe-Japan1-* など) が一致していないと、正しく置き換えられません。

文字種の Unicode 範囲
基本ラテン文字00-7F
ひらがな3041-309F, 1B150-1B152
カタカナ30A0-30FF, 31F0-31FF, 1B164-1B167
漢字CJK統合漢字、CJK互換漢字、部首
句読点など一般句読点 (2000-206F)
CJKの記号及び句読点 (3000-303F)
半角・全角形 (FF00-FFEF)
外字 (私用領域)E000-F8FF, F0000-FFFFD, 100000-10FFFD

置き換え処理
まず、テキストの Unicode から、置換フォント1→置換フォント2の順番で、置き換えに指定された文字がないか判定します。
文字が一致した場合は、そのフォントで置き換えられます。

一致するものがない場合は、ベースフォントが CID フォントの場合のみ、CID コード指定による置き換えに一致するものがないか確認します。
一致するものがあれば、そのフォントで置き換えられます。

いずれも一致するものがなければ、ベースフォントが使われます。
※置換フォント内に、置換対象のグリフが存在しない場合は、ベースフォントのグリフが使用されます。

注意点
登録フォントは、登録名で識別されるわけではありません。

登録フォントの作成時には、内部で、各フォントに対して、数値による ID が割り当てられるので、その ID によって各登録フォントは識別されます。
そのため、登録名を変更したとしても、(同じ環境であれば)常に同じフォントとして判断されます。

その代わり、登録フォントを別の形で作成して、同じ登録名を指定しても、同じフォントとしては識別されません。
特殊表記
「特殊表記有効」が ON の場合、テキスト内で以下の記述を行うと、特殊な処理を行うことができます。

\\'\'
\}'}'
\u{Unicode(16進数)}Unicode の数値で文字を指定します。
U+XXXX の XXXX 部分を、16進数値として指定してください (桁数は自由、大文字小文字どちらでも可)。

(例) \u{FF01}
\c{CID(10進数)}CID フォントの場合は CID 値、それ以外はグリフインデックス (GID) で、文字を指定します。
10進数の数値で指定してください。

(例) \c{841}
\r{ルビ親文字列,ルビ文字列}ルビを指定します。
「ルビ親文字列」は、ルビがかかる文字。
「ルビ文字列」は、ルビの文字です。
半角のカンマ (,) で区切って、この2つを指定してください。

(例) \r{漢字,かんじ}
\y{文字列}{ } 内の文字列を、縦中横にします。
縦書き時、1文字分の高さに、文字を横書きにして並べます。
横書きの場合は、そのまま横書きにします。

(例) \y{12}
\y2{文字列}文字を半角幅にして、縦中横にします。
フォント内に、グリフを半角固定幅へ置き換える情報があれば、それを使います。
ない場合は、通常のグリフのまま、縦中横にします。
横書き時は、半角幅への置換のみ行います。
\y3{文字列}文字を全角の1/3幅にして、縦中横にします。
フォント内に、グリフを1/3幅へ置き換える情報があれば、それを使います。
ない場合は、通常のグリフのままとなります。
(1/3幅は、基本的に半角数字のみです)
\dk{文字列}各文字の横に、濁点文字 (U+309B:゛) を合成します。
あまりバランスの良い結果とはなりませんが、濁点が付いていない文字に濁点を付けたい時に使ってください。

(例) \dk{あ}
\dh{文字列}各文字の横に、半濁点文字 (U+309C:゜) を合成します。

{ } 内で文字列を指定する場合、{ } 内では、\u や \c も記述することができます。
(例) \r{\u{8f5f},とどろき}
グラデーション編集
グラデーションツールでは、自分で定義したカスタムのグラデーションを使用できます。

色 (RGB) とアルファ値、それぞれでグラデーションを設定します。
グラデーション編集部分
色を変化させたい位置にポイントを作り、そのポイントに色を設定します。
枠が赤いポイントが、現在選択されているポイントです。
左端と右端の2つのポイントは、常に必要なポイントであるため、位置は変更できず、削除することも出来ません。

  • ポイントがない部分で左クリックすると、その位置に新しいポイントを追加します。
  • ポイントのある部分で左ドラッグすると、そのポイントの位置を移動します。
    ただし、左右のポイントの間しか移動できません。
  • Ctrl+左クリックで、現在の選択ポイントから、クリックしたポイントとの間にある、すべてのポイントを、等間隔に並べます。
  • Shift+左クリックで、クリックしたポイントに、現在の色または不透明度をセットします。
  • Alt+左クリックで、クリックしたポイントを削除します。
  • 横の矢印ボタン (左/右) を押すと、選択ポイントを左右に変更できます。
  • メニューボタンを押すと、メニューが表示されます。
メニュー
  • 次の位置との間を分割
    選択ポイントと、その一つ右のポイントとの間を、N 分割して、新しいポイントを作成します。
    2分割であれば、真ん中に新しいポイントが1つ作成されます。
  • 左右の中間位置に移動
    選択ポイントの位置を、一つ左のポイントと、一つ右のポイントの中間位置に移動します。
  • 反転
    すべてのポイントを、左右に反転します。
フラグ
  • 繰り返す (常に)
    常に色を繰り返して描画します。
  • 単色化
    ポイント間をグラデーションせずに、常に左のポイントの色を使います。
メインメニュー
レイヤ
現在のレイヤの上に新規作成現在のレイヤがフォルダの場合でも、現在のレイヤの上の位置に、レイヤを新規作成します
下レイヤに移す現在のレイヤのイメージを、一つ下のレイヤに結合した後、現在のレイヤのイメージをクリアします
画像の統合すべてのレイヤをイメージ背景色と合成して、それを新規レイヤで作成し、他のレイヤをすべて削除します
ファイルに出力現在のレイヤのイメージを、ファイルに出力します。
出力フォーマットは、PNG または APD (ver 4) から選択できます。

PNG の場合は、アルファ付き 8bit RGBA のフォーマットで出力されます。
APD (ver 4) の場合は、一つのレイヤのみが含まれた状態で出力されます。
(保存した APD ファイルは、通常の APD と同じように読み込むこともできます)
表示
パネル表示OFF にした場合、すべてのパネル非表示にします。
ON にすると、元に戻ります。
キャンバス左右反転表示キャンバスイメージを、左右反転して表示します。
これは表示上での左右反転であるため、実際のイメージは変更されません。
背景をチェック柄で表示イメージの背景をチェック柄で表示します
分割線表示分割線グリッドを表示します。
現在のイメージサイズを、指定数分に分割して、グリッドを表示します。
定規のガイド表示定規が ON の場合、現在の形状のガイドを表示します
カーソル位置ステータスバーに、カーソル位置を表示します
キャンバス操作時、レイヤ名を表示一部のツールでキャンバス上を操作した時、選択レイヤの名前を、一瞬だけ表示します。
最後に表示した時から、レイヤの選択が変化していない場合は、表示されません。
レイヤの書き間違いが多いという場合に使ってください。
矩形選択時、座標を表示切り貼り・矩形編集ツールの範囲選択時、ステータスバーに範囲の座標を表示します。
フィルタ
選択範囲がある場合は、その範囲内のみ処理されます。

アルファ操作 (チェックレイヤ)
レイヤ一覧上で、各レイヤのチェックアイコンを ON にすることで、指定したレイヤの色を元に、選択レイヤのアルファ値を編集します。
色 (RGB) は変化しません。

  • (複数) すべて透明なら透明に
    各位置において、指定した複数レイヤのすべてが透明な場合、その位置の色を透明にします。
    一つでも不透明な色がある場合は、何もしません。
    下地レイヤからはみ出した色を消したい場合などに使えます。
  • (複数) いずれかが不透明なら透明に
    各位置において、複数レイヤの一つ以上が不透明な場合、その位置の色を透明にします。
    すべて透明な場合は、何もしません。
    色のある部分を切り抜きたい場合に使えます。
  • (複数) すべて合成してコピー
    各位置において、複数レイヤのアルファ値をすべて合成し、その値をコピーします。
    ただし、選択レイヤ上で透明な部分は対象外となります。
  • (複数) すべて加算
    複数レイヤのそれぞれのアルファ値を、加算します。
  • (複数) すべて減算
    複数レイヤのそれぞれのアルファ値を、減算します。
  • (複数) すべて乗算
    複数レイヤのそれぞれのアルファ値を、掛けます。
  • (単体) 指定レイヤで明るい色ほど透明に
    有効なのは、チェックレイヤの最初の一つのみです。
    指定レイヤで明るい色ほど透明に、暗い色ほど不透明にします。
  • (単体) 指定レイヤで暗い色ほど透明に
    有効なのは、チェックレイヤの最初の一つのみです。
    指定レイヤで暗い色ほど透明に、明るい色ほど不透明にします。
アルファ操作 (カレント)
選択レイヤの色やアルファ値を元に処理します。

  • 明るい色ほど透明に
    明るい色ほどアルファ値を透明に、暗い色ほど不透明にします。
  • 暗い色ほど透明に
    暗い色ほどアルファ値を透明に、明るい色ほど不透明にします。
  • テクスチャ適用
    オプションパネルの [テクスチャ] において、現在選択されているテクスチャを使います。
    選択レイヤのアルファ値に、テクスチャの濃度を適用します。
  • アルファ値からグレイスケール作成
    アルファ値を元に色を作成し、グレイスケールのイメージにします。
    透明なら黒、不透明なら白になります。
    アルファ値を目に見える形にしたい場合に使います。
ほか
  • 色の明るさから線画抽出
    スキャナなどから取り込んだ画像から、線画を取り出す場合に使います。
    明るい色ほどアルファ値を透明に、暗い色ほど不透明にして、色は黒で統一します。
  • 1px ドット線の補正
    ドットで描かれた 1px の線を、なるべく細く綺麗になるように、補正します。
    不透明なら点があり、透明なら点がないと判断されます。色は関係ありません。
  • アンチエイリアシング
    ドットで描いた絵にアンチエイリアス処理を行います。
  • 縁取り
    色を上下左右に合成し、それを複数回繰り返すことによって、輪郭を拡張させます。
  • 立体枠
    イメージ全体の枠を作ります。凹凸部分では色を明るくしたり暗くします。
  • シフト
    イメージ全体を対象に、指定した方向にイメージをずらします。端の部分は繋がった状態となります。
環境設定
設定1
キャンバス背景色キャンバスの、イメージ範囲外の部分の色を指定します
チェック柄背景の色イメージの背景をチェック柄で表示する時の色を指定します
定規ガイドの色定規ガイドの色と濃度を指定します
画像読み込み時のデフォルトビット数PNG などの画像ファイルを読み込む際、8bit または 16bit カラーのいずれで読み込むかを指定します。
ビット数は、開くダイアログ時でも指定できますが、ファイルの履歴から読み込む場合や、D&D で読み込む場合に使われます。
※APD/PSD などは、ファイルに記録されたビット数で読み込まれます。
アンドゥ最大回数アンドゥの回数の上限を指定します
アンドゥバッファ最大サイズアンドゥデータをメモリ上に保存する場合に、その全体のバッファサイズの最大値を指定します。
アンドゥデータが蓄積されていき、全体のデータサイズが指定値を超えた場合、超えた分は、作業ディレクトリにファイルとして保存されます。

0に設定すると、アンドゥデータはすべてファイルに出力されます。

数値は小数点以下も有効です。
数値の後に単位を付けることもできます。
「K or k = キロバイト」「M or m = メガバイト」「G or g = ギガバイト」
単位がない場合は、バイト (byte) となります。

[例]
500k
0.5G
キャンバス表示倍率の1段階キャンバスの表示倍率が 100% 以上の時に、1段階拡大/縮小する場合の、単位を指定します。
100 であれば、100..200..300 というように変化します。
キャンバス回転の1段階キャンバス回転を左右に1段階回転させる時の、増減幅を指定します
フラグ
  • 上書き保存時、確認する
    上書き保存する時に、確認メッセージを表示します。

  • APD 形式以外での上書き保存時、確認する
    上書き保存時、現在の編集ファイルのフォーマットが APD 以外だった場合、そのまま保存するかどうかの確認メッセージを表示します。
    常に APD 形式で保存したい場合に、間違えて上書き保存しないように警告させることができます。

  • APD 保存時、一枚絵イメージを書き込まない
    APD で保存する時、APD ファイル内に、全レイヤを合成した一枚絵イメージを書き込まないようにします。
    ※ AzPainter 内では、この情報は使用されることはありません。
    APD を読み込む他のソフトなどで、一枚絵イメージが必要な場合に使用されます。
    一枚絵イメージを使うことがないため、ファイルサイズを削減したいという場合は ON にしてください。

  • (パネル)フィルタ一覧の項目は、ダブルクリックで実行
    [フィルタ一覧] パネル上で、各フィルタ項目を選択する際、通常はシングルクリックで実行されますが、ON にすると、ダブルクリックで実行されます。

  • ボタンやドラッグ操作での拡大縮小時、カーソル位置を基準にする
    ボタン操作でのキャンバスの1段階拡大/縮小時、または、ドラッグ操作でのキャンバス拡大縮小時、キャンバスの中心位置を基準にして拡大縮小するのではなく、現在のマウスカーソル位置を基準にして拡大縮小します。
    マウスカーソル下のイメージ位置は、拡大縮小後も同じ位置になります。
    有効なのは、ポインタデバイスの操作時のみで、キー操作やメニューなどでの操作は対象外です。
ボタン操作
ポインタデバイスの各ボタンを操作した時の動作を指定します。

「通常デバイス」は、マウスなどの筆圧情報を持たないデバイス。
「筆圧情報があるデバイス」は、ペンタブレットなどの、筆圧情報を持つデバイスです。
2つのタイプに分けて設定することができます。

ボタンと、設定されているコマンドのリストが表示されているので、設定したい項目上でダブルクリックするか、「コマンドの選択」ボタンを押して、コマンドを選択してください。

コマンドを「指定なし」にした場合、何もしないか、デフォルトの動作となります。
左ボタンや「ペンの消しゴム部分」の場合は、通常のツール動作などを行います。

デバイスのボタン番号がわからない場合は、「ボタンの取得」の部分の上で、各デバイスのボタンを押すと、リスト上で、そのボタンの項目が選択されます。
システム
作業用ディレクトリアンドゥデータなどの作業ファイルを保存するためのディレクトリを指定します。
なるべく残り容量が大きいディレクトリを設定してください。
作業ディレクトリの作成に失敗すると、アンドゥなどが正しく動作しません。
ユーザーのブラシ画像ディレクトリ
ユーザーのテクスチャ画像ディレクトリ
ユーザー用のブラシ画像とテクスチャ画像のトップディレクトリを指定します
描画カーソルブラシなどの描画時に使われるカーソルを、自分で用意したイメージのカーソルにすることができます。

「画像ファイル」で、透過付きまたはアルファ付きの PNG 画像を指定してください。
色はそのまま表示され、イメージで透明な部分はカーソルでも透明になります。
ファイルパス部分を空にすると、デフォルトのカーソルが使われます。

「中心位置」には、画像の左上を (0,0) とした時の、カーソル中心位置を指定してください。
キー設定
メニューのキー設定
メインウィンドウのメニューの、ショートカットキーを設定します。

リストから、変更したい項目のキー部分を左クリック、または、項目を選択した状態でスペースキーを押すと、キーの入力状態になるので、設定したいキーを押した後、Enter キーまたは入力部分以外をクリックして、確定してください。

Enter キーは設定できません。
キャンバスのキー設定
キャンバス上でキーを押した時(メインウィンドウにフォーカスがある状態でキーを押した時)、または、キャンバス上でキーを押しながら操作をした時に、設定したコマンドなどを実行することができます。

リスト上で項目を選択した状態で、設定したいキーを押すと、キーを設定できます。
スペースキーを押すと、設定されているキーをクリアできます。
※設定できるのは単体のキーのみです。Ctrl+A などの修飾キーを付けることは出来ません。

※各キーは、キーボードの物理的なボタン番号で識別されるため、ハードウェアとしてのキーボードが変わると、別のキーとして識別される場合があります。
FAQ
+Alt の動作が行えない
Linux のデスクトップ環境では、Alt+ボタンに、何らかのウィンドウ関連の機能が割り当てられていることが多いです (Alt+左ドラッグでウィンドウ位置移動など)。
その場合は、通常のアプリケーション側による +Alt が認識できません。
アプリケーション側で +Alt を使えるようにするためには、デスクトップの設定で、それらの機能を無効にする必要があります。
(設定方法は各デスクトップ環境によって異なります)
GUI 上で設定できる場合もあれば、設定ファイルを編集しなければならない場合もあります。